さらなる発展が期待できる業界

~情報社会の今を考える~

国際化が進むIT業界

コンピューターの登場やインターネットの発達によって、学びたい人にとって情報収集をしやすい世の中になってきています。そしてこれまで発展途上国と思われていた国々が進化を遂げて、インドに至ってはIT技術分野で上位にいるといってもいいでしょう。
最も未だに古い制度が残っており、優秀であってもインド国内ではなかなか活躍できないこともあり、外資系の企業に勤めることが多くなっています。そういったことから海外へ流出するインド人エンジニアが増えてきており、日本国内でもその姿を見ることが多くなっているのです。

IT業界は新しい分野だけに人の流れが早く、国際色豊かな傾向があります。そして外資に比べて日本企業は一度正社員になると立場的に優遇されますので、外国人でも転職を考える人が増えているのです。
ただ日本企業でも大手になれば伝統にこだわる人もいれば、外国人というだけで不利になる場合はまだまだあるでしょう。

ここで大切なのはIT技術面に関連するスキルはもちろんですが、日本語を話せることも重要になるので、日本語学校に通うなどして覚えることが必要です。現場単位ではすでにコミュニケーションの言語が英語であることは多いのですが、採用する面接官によっては英語に対してアレルギーや劣等感を持っている場合もあります。

少しでも可能性をあげるためには、日本語が堪能であることが必要になるでしょう。後は正しくスキルが身についていれば、外国人でも正社員登用は可能になります。
こうした優秀なエンジニアの力が最大限に発揮できるような仕組みが整い、さらにIT業界が活性化しIT技術が進んでくれることを期待したいところです。

意外と知らないITのこと

ITをインターネットの略だと思っている人が意外と多いですが、実はこのITとは「Information Technology」インターネット・テクノロジーの略です。日本語に訳すと「情報技術」という意味で、コンピュータやネットワークなどの情報処理関連技術のことを言います。
一番古い情報処理関連の機械としては、日本では計算機が始まりとされており、90年代後半にアメリカでコンピュータが開発されてからは、通信などにも関連するようになりインターネットの普及も進んだことから、インターネットテクノロジーは世界的に注目を集めてきました。
 
またITと同じような意味を持つ言葉としてICT「Information and Communication Technology」という言葉も一般的に使われていますが、こちらは日本語で情報通信技術と訳され、コンピュータネットワークに置いての通信技術がより組み合わさった考え方の時に用いられることが多いです。
今は通信技術もビジネスや生活に大きな影響を与えていますので、どちらがどうという考え方ではなく総称として用いられます。
 
現代社会において必要不可欠であり、コンピュータ自体にもインターネット通信が占める割合と言うものが大部分になって来ました。最近では、パソコンのほかスマートフォンの普及でインターネットテクノロジーの活用方法はかなり広いものになってきています。以前はビジネス関係の活用法が多かったものも、教育現場でのICT利活用は当たり前の時代に突入し、あらゆる世代の人々の生活に密着してきています。
 
そして、最近ではIoT「Internet of Things」という言葉も浸透してきました。さまざまな業界においてこのIoTが導入されてきており、たとえば農業の分野で言えば、ビニールハウスの温度を自動制御するシステムや、水田の給排水を自動管理するシステムなど、IoTの導入により負担が軽減するため、スマート農業は今や当たり前の時代になっています。
まさに現代社会において、もっとも身近にあるのがこのICTやIOTで、これらの技術が進歩すれば進歩するほど人々の暮らしはより豊かになり、活気溢れるものとなるでしょう。